ウルトラの父 [ウルトラセブン、危機一髪]
ウルトラマンタロウの話ではないのだが、参考資料として聴いてみよう、この歌を。
『ウルトラマンタロウ』 by武村太朗と少年少女合唱団みずうみ
ウルトラの父がいる
ウルトラの母がいる
そーして
タロウがここにいる ←なんとなくおまけっぽい
(早送り)
ウルトラの父が来た
ウルトラの母が来た
そーして
タロウがやって来た ←後ろについてきたっぽい
この歌詞を聴かされると、わけもなく「ウルトラの父母って凄いんだろうなぁ」と思ってしまう。全く、何者なの。神か? やけに高らかに歌い上げられるから、いかにも偉大な存在のように胸に響くのだ。余談だが、『アルプスの少女ハイジ』の主題歌でも、「教えて〜 おじい〜さん〜〜!」と歌い上げられると、一体おじいさんって何者なのだろう、名のある老師か? と勘ぐってしまう私である。
ハイジのおじいさんがどのような人物かは存じない。しかし、ウルトラの父、母といったら、きっととてつもなく強力な光のエネルギーに満ち溢れた巨人なんじゃないかと想像をたくましくしてしまうのも、無理からぬことだろう。何せ、あのウルトラマンたちの親御さんと聞かされては……。
さて、私のトラウマとなったあの『全滅! ウルトラ5兄弟』(ウルトラマンA)で、僕らのセブンやエースたちは本当に死んでしまったのだろうか。私は恐ろしくて続きを見ることができなかったので、弟にその後どうなったのかと訊ねた。そうして、「ウルトラの父が来て全部解決していった」という、非常にあっさりした証言を得たのである。拍子抜けしながらも、「はぁ〜、ウルトラの父ってやっぱりすごい人なんだねえ〜」と、えらく感心した姉であった。だって、どんだけ苦戦したか知らないが、五人兄弟が束になってもかなわなかったような相手を、一人で何とかして伸しちゃったとしたら、神がかりな強さではないか。すごい、すごすぎるぞ父!
無事助かったというのなら安心安心。私は自称最強宇宙人のヒッポリト星人VSウルトラの父と息子たちの、戦いの行方を調べ始めた。だが、そこで驚愕の事実を知ってしまったのである。
![]() | DVDウルトラマンA Vol.7より 「第27話 奇跡!ウルトラの父」 ビクターエンタテインメント このアイテムの詳細を見る 奇跡とか言ってる場合じゃないですよ、おとーさん。 |
ウルトラの父は、弱かった。
ぁ、いや、親の名誉をかけて言い訳すると、実際の能力は相当なものだったに違いない。長旅の疲れが抜けないうちに、宇宙で一番強い(←自称。)ヒッポリト星人と戦わなければならなかったということ、他の星人や怪獣たちの侵略を常に凌いできたウルトラの子らでも、まるで歯が立たない相手だったのだということなどを差し引いて考えれば、「ほんとは結構強いんだろうなぁ…?」と想像することはできるのだ。想像することはね。
しかし、現に彼は勝てなかった。
それどころか、早々に亡くなられて、星になってしまわれました。
旅疲れから光エネルギー残量が足りなくなった父は、ついに力尽きてしまう。その命をエースに託して。死んだはずのエースが大復活を遂げた。どれだけ強いのかと思われたヒッポリト星人も、連戦の疲労がたたったのだろう、怒りのエースの前に敗北を喫したのである。
手作りのシュークリームにたとえて書こうか。オーブンのドアを隔てて向こう側では、ふんわりと綺麗にふくらんだシューがちょうど焼け頃(?)、「うわ〜、おいしそうだなぁ♪」と期待に胸もふくらむ。だが、いざドアを開けたその瞬間、ぷしゅ〜っ。ぺったんこ。ふくらませた希望は、現実にふれたらあっけなく萎んでしまった……。なれないお菓子作りに挑戦した少女よ、そんな失敗をしたことはないか? そして、がっくりと首を垂れて視線を下に向けた時、自分のバストもなかなかにぺったんこなことに気づく。そんな思い出の一つや二つ、ハイティーンの多感な時期にはあったっていい。←リアル。
シュークリームを買ってきたので、食べながら続きを書かせて頂く。
父たるもの、一体どんなオーラに包まれて現れるのだろう、どんなに素晴らしいファイトシーンをくりひろげてくれるのだろう。そう、視聴者は過度な期待を抱き、胸を高鳴らせる。だからだろう、実際に見た父のちょいとくたびれた姿に、期待のシュークリームが急速に萎んでいってしまうのは。視聴者的には、前回息子たちを散々いたぶってくれたにっくき敵が、完膚なきまでにやっつけられる画を望んでいる。なのに、残念ながら父にその力は残っていなかった……となると、溜飲が下がらない。
実は、ウルトラの父がシリーズ史上初めて登場する話が、この『奇跡!ウルトラの父』であった。初登場にして退場。出てきたと思ったらおまえはもう死んでいる。そのことも、父のイメージを弱める原因になっている。「えっ、これがウルトラの父? よわっ。」と、想像以上のあっけなさに憮然としてしまうのだ。
まあね、本当は強いのだろう、ウルトラの父よ? だがね、イメージの問題というものがある。テレビに出る人はイメージが大事。宇宙人と言えども例外ではない。この回を見て、ウルトラの父にダウン気味のイメージを持ってしまった人は少なくないはず。無念じゃ。ご冥福をお祈りしたい。
……でも、この手のヒーローは、生き返る方が当たり前なので、あまり本気で祈ってはいけない。
木谷梨子
2005-08-09 19:32:21 | Permalink | コメント(2) |
DVD ウルトラセブン Vol.1 [ウルトラセブン、危機一髪]
![]() | DVD ウルトラセブン Vol.1ハピネット・ピクチャーズ このアイテムの詳細を見る 第一話「姿なき挑戦者」 第二話「緑の恐怖」 第三話「湖のひみつ」 第四話「マックス号応答せよ」 |
◎第一話「姿なき挑戦者」
登場星人:クール星人
(あまりクールとは言いがたいが……?)
【ストーリー】
「地球は狙われている。今宇宙に漂う幾千の星から恐ろしい侵略の魔の手が……」 浦野光氏の名ナレーションで幕開け。
忽然と人間が消えてしまう……奇怪としか言いようがない事件が立て続けに起きた。地球防衛軍極東基地の中でも一目置かれているウルトラ警備隊に、召集命令が出された。ところが、調査に走るポインターの前に「モロボシダン」と名乗る青年が立ちふさがり、車を止めてしまう。行動こそ謎に包まれているものの、ウルトラ警備隊を助けて力や知恵を貸すモロボシダンは、味方と認められて基地に迎え入れられた。
| 一方、人間消失事件の犯人はクール星人と判明。クール星人は地球人に全面降伏を要求、断られると破壊活動に転じた。人質をとられた上、こちらからはクール星人の宇宙船が全く見えないことから、地球防衛軍は手も足も出ない。やっと見えた!と思ったら、ホークは敵の攻撃を受けてあっさり不時着…。ひそかに一人抜け出したモロボシダンは、カプセル怪獣ウィンダムに戦わせるが、これまたあっさり敗退してしまう。最後はダンみずから、赤と銀のはではで怪人に変身して、けりをつけるのだった。? | ![]() ↑ウルトラホーク |
【こめんと。】
ということで、初めて観たよ、セブンを。
これは驚いた。やはり一昔前の作品だった。ふ、古い。昔のテレビ番組なので、今ほど特殊技術が発達していないことはある程度予想して臨んだのだが、ほんとにちゃちだった。私は、モニターに写ったクール星人の姿を見るなり、大笑いしてしまった。いやはや、なんてファンシーな侵略者だろう。それと、ウルトラマンたちは巨大化して怪獣と戦っているイメージが強いが、体の大きさを自在にかえられるので、今回のセブンはほとんど地球人サイズでの活動だった。そのせいで、変身というよりも何だかおかしなコスプレをした男のように見えてしまって、これまた笑ってしまった。おかし〜よあなた! あちこち、いちいち、おもちゃみたいにかわいくて、何だかもろそうだったり動きが緩かったりするところがたまらない。ここまでレトロだとかえって面白い。隙が見えるたびに目じりが下がってしまう。微笑みながら観させてもらった。
しかし、初回だけあって観る人を作品世界へと誘いこむ強い磁力を感じさせるストーリー。つかみはばっちりだ。放送時間がやけに短く感じられる。うん、内容のわりには時間が足りない。基地や人物の紹介を一通りこなして、さらにカプセル怪獣の投入、侵略者との戦いなど、やることなすことてんこ盛りでした。
アイスラッガーですぱりと切断されたクール星人が、徐々に脱力していってふんにゃりくたらっと逝く様子に、なぜか愛を感じた。
◎第二話「緑の恐怖」
登場星人:ワイアール星人
【ストーリー】
ダンは見つけてしまった。宇宙ステーションV3から戻ってきたイシグロ隊員の家の庭に、地球には存在しないはずの金属「チルソナイト808」が置かれているのを!
その夜から、人間が緑の怪物に襲われ、襲われた人間も次々に怪物と化していく怪奇現象が起きる。宇宙人の侵略と判断した地球防衛軍は、ウルトラ警備隊の出動をうながす。イシグロ隊員は、すっかり怯えているミツコ夫人を伴って別荘に逃れる。だが、庭にあった「チルソナイト808」と、街を騒がす緑の怪物、さらにはイシグロ隊員との間には、実は密接な関係があった……!
第一話でやったように、赤と銀ぴかの奇天烈な怪人に変身して、緑の侵略者ワイアール星人と戦うダン。アンヌの声援を受けたらエネルギィがあり余ったらしく、そこら中焼き討ちにするのだった。?
【こめんと。】
第一話では、大真面目な話なのに笑いまくって観てしまった失礼な僕も、第二話は、ちょっと本気で怖かった。
緑色のわさわさ星人は、やっぱり見た目ファンシーだったけど、あいつから襲いかかられると自分も同様にわさわさした化け物になってしまうのだ。。。そう考えるとやはり恐ろしい。「また夜が来た。人々は恐怖にじっと息をひそめていた。獲物を失った怪物、ワイアール星人が無人の街から血に飢えて戻ってきた……」「あの鉛色の物体が、いつあなたの庭に落ちてくるかもしれないのです。明朝、目が覚めたら、まず庭をご覧ください」など、シュールさ全開のナレーションにぞくっと来た。
笑いどころは、小田急ロマンスカー(電車だ)でワイアール星人とラヴラヴのご夫人かな。さすがはロマンスカーだ(駄洒落だ)。彼のために甲斐甲斐しくみかんの皮を剥いてあげているが、その手つきのぎこちなさも、ちょっとツボだった……。
この回から、ウルトラ警備隊の隊員たちが唐突に「ウルトラセブン」という呼び名を使い始める。
◎第三話「湖のひみつ」
登場星人:ピット星人withエレキング
セブン史上、最も人気度&知名度の高い怪獣エレキング現る。
【ストーリー】
落下した未確認飛行物体の調査のため、ダンとフルハシはキソ谷へと向かった。河原で発見された円盤。中では、少女が「隠れ家にちょうどいい♪」と無邪気に遊んでいた。しかし、円盤内部で突然にガスが発生、三人とも気絶してしまう。意識が戻ったとき、ダンはウルトラアイがなくなっていることに気づいた! 「ウルトラアイはボクの命なんだ!」 少女の介抱をフルハシに託して単独行動に走ったダンは、そのまま消息を絶つ。
キソ谷のアズマ湖(?)では、ピット星人の指令を受けて、大怪獣エレキングが大暴れ。セブンに変身できないダンにかわって、カプセル怪獣ミクラスが戦う。怪力をふるうものの、エレキングの電気ショックに倒れるミクラス。ウルトラホークもエレキングの敵ではなかった。この危機を救えるのは、やはりウルトラセブンしかいないのだ!
【こめんと。】
この回にして、私の目がセブンのトーンになれてきたのか、それとも作品の出来がよかったからなのか、映像の古めかしさがあまり気にならなかった。アップで映されるシーンでは甘さが見当たる場合もあるが、第一話のように興を削ぐほどのことはない。むしろ、憧れ目線で見せてもらった部分が多い。基地の内部やホーク出撃のかっこよさは、今見ても未来的なイメージがあり、興奮を呼びさましてくれたのである。
| 今回は、バトル内容も充実! ミクラスは、ダンの危機を救う登場。善戦むなしく敗れはしたものの、大幅に時間を稼ぎエレキングの侵攻を食い止める活躍だった。チャームポイントの長い尾を「ひゅるりん♪」と相手に巻きつけるエレキングは、『ウルトラセブン』全話を通して見渡してみても、とくべつな魅力のある怪獣だろう。しかし、必殺技の電気ショックも、セブンにかかっては肩こりマッサージ程度だった? 悲しみのエレキング、最期の大爆発もインパクト大であった。 迫力あるバトルシーンを堪能。でも、大虐殺にびっくり。→ | ![]() ああっ、エレキングが…! セブン、やりすぎ!! |
◎第四話「マックス号応答せよ」
登場星人:ゴドラ星人
【ストーリー】
それは、誰にも知られてはいけない重大な任務を命ぜられたはずのソガ&アマギ隊員が、ダンにポインターで送ってもらったという過失が端を発していたに違いない。帰りに、ダンはグラマラスな美女に殴られあっさり失神、その隙に(また)ウルトラアイを盗まれてしまう。
ソガ&アマギは原子力船マックス号に乗り込み、タケナカ参謀の指揮下に入る。マックス号は、太平洋上で多発する船舶消失事件調査の目的から、船が消える問題のポイントに向かっていた。その地点に達した時、マックス号は突如海上から浮き上がり、空高く引き上げられてゆく!
「マックス号、応答せよ!」基地から再三呼びかけても返答なし。大気圏外を探査したフルハシ隊員のホーク2号がマックス号を発見するが、船はすでにゴドラ星人の支配下にあった。
ゴドラ星人は、隊員になりすまして基地に入りこみ、動力室に時限爆弾を仕掛けると、爆弾のすぐそばでダンを捕獲カプセルに閉じ込めてしまう。セブンに変身できなければダンは無力だ。爆弾はそこに見えているのに届かない! 刻一刻と迫る爆破時刻!! 決死の覚悟でマックス号の補助ロケットに乗り込んだアマギ隊員は、果たして間に合うのか?
【こめんと。】
登場するなり高笑い(悪役には意外と笑い上戸が多い)。「飛んで火に入る夏の虫」などとことわざの知識を披露してみたり(悪役は意外と博学である)。自分の計画をすっかり説明してしまったり(悪役は意外と話好きで、お人よしなのだ)。いかにも悪役らしい悪役ゴドラ星人。そのフォルムは、地球人の美的センスに照らし合わせて見た場合、綺麗とは言いがたいのだが、こう言ってはなんだが結構可愛いところあるんだ。地球人相手に、両手でジェスチャーをつけながら一生懸命に喋ったり、変身の際には「うぅぅ〜んっ」と踏ん張ったり。いざ戦うとなったら、怖くなったのかいきなりセブンにおしりを向けて逃げ出すなど、愛嬌たっぷりである。
侵略者は一人なのかと思いきや、「ゴドラ星人」は「星人」なのだから大勢いるのがむしろ当たり前。セブンがマックス号に入ると、一人ずつ「こんにちは〜」と出てきては、すぐにチョップを食らって「だわっ」と倒れちゃうのも結構ウケた。その仕草、笑い方、エレキングとは別の意味でチャーミィ。
またちょっと戻っちゃったかな。古さが微笑みを誘ってくれるセブンワールドに…。でも、そのスウィートなエンディングが大好きなのだよ。宇宙空間で、ロープ一本でつながって飛んじゃう。夢があるじゃないか。
kotaniriko
2005-08-06 21:16:10 | Permalink | コメント(10) |
セブン暗殺計画倒れ [ウルトラセブン、危機一髪]
唐突に、モノクロームの画面で、セブンと怪獣のバトルがスタートする。
激しい雨の夜の戦い。陽射しの荒野での戦い。格闘あり。光線技あり。そこには、ありとあらゆる状況で戦うセブンの姿が映し出される。
ときおり映像が一時停止し、渋い悪役声の男が、セブンの決まり手を分析する。
「これが、セブンのウルトラビームだ。その熱線は、あらゆる金属を、貫き通すだろう」
「セブンの透視力、普通の物質ならば、簡単に見通してしまうのだ」
「す、すごい……」
思わず、感嘆の声をあげてしまう相方。
必殺のアイスラッガー遠投を披露するセブンが、アップで映った。
「アイ・スラッガー、エメリューム光線と共にセブンの万能武器の一つだ」
「きまったっ! いや〜、あんなにざっくり輪切り千切り乱切りになんかされると、かえってすかっとしますね。オレ、セブンの技だとこれが一番好きだな!!」
「乱切りはないが、確かに……、オレも、アイ・スラッガーが一番好きだ……」
「セブンの活動限界を示す、ビームランプだ。あれが点滅し始めたら、セブンは活動不可能になる」
「かっこいいなぁ。ビームランプか。オレも欲しいなぁ」
撮影・編集が結構凝っているようだ。
「我々の狙うセブンは、実はウルトラ警備隊のダン隊員なのだ」
「正体を秘密にしているんですね。正義の味方らしいや」
セブンのビデオを見ながら話しこんでいるのは、二人のガッツ星人だった。
地球に向かったガッツ星人たち。ポインターの前に、不気味な姿をあらわす。
初めて会ったダンとアンヌに、偉そうにこんな自己紹介。
「我々は、いかなる戦いにも負けたことがない、無敵のガッツ星人だ!byガッツ星人」
己の能力をそこまで鼻にかけているところなど、後作『ウルトラマンエース』の強敵・ヒッポリト星人のルーツを感じる。
相手の様子が妙なので、とりあえずアンヌを逃がすダン。何かがおかしい……と、いつものバトルとは違った雰囲気を感じながらも、相手が巨大化したのでやむを得ず自分もウルトラセブンに変身する。
すると、
ガッツ星人A「ようやく変身したな、ウルトラセブン」
ガッツ星人B「目の前で見られて感激です、セブンさん」
セブン「……?」
ガッツ星人A「我々は、地球人の希望の星・ウルトラセブンという存在に常々関心があり、貴方の能力を研究してきたのだ」
ガッツ星人B「テレビ観てます! 毎週欠かさず!! あのぉ、せ、セブンさん……」
ガッツ星人AB「サイン下さい!!」
セブンのファンは、地球人のみとは限らない。初めは、セブンを倒す目的で映像を収集・研究していたガッツ星人らだったが、毎週放映をチェックしているうちに作品の面白さに目を奪われて、気づけばすっかりセブンマニアになっていたのだ。
二人のガッツ星人は、憧れのウルトラセブンと出逢えて大感激。
サインをもらってご満悦で、自分たちの住む星へと引き上げていった。
<了>
ハッピーエンドにしてみました。
というのも……、元ネタである『セブン暗殺計画』は人気が高いが、私はそこまで苦しむセブンが観たいとは思わないもので……。嫌いというわけではないけど、処刑な光景が…トラウマになってしまうのだ……。
木谷梨子
2005-07-23 00:14:05 | Permalink | コメント(6) |
初心めの夏♥ [ウルトラセブン、危機一髪]
![]() | 姑獲鳥の夏 講談社 京極 夏彦 このアイテムの詳細を見る |
最近になってじわじわ来ている、京極夏彦のぶあつ〜い小説。今頃、何だか面白かったような気がしてきた。かつて、学友に何冊か借りて読んだのだったが、すっ飛ばし読み飛ばし当日返却という暴挙に出たため、記憶に強く刷り込むことができなかったのである。ストーリーではなく雰囲気で覚えているというぼんやり感が歯がゆい。『姑獲鳥の夏』だけは文庫版を自分で購入したが、それも生活費逼迫の折、古本屋さんに売ってしまった。当時は全然読み返さなかったからだ。なのに、今になってすごく読みたい。なぜに。あ〜、手元にあれあれば(←あれがあれば)いいのに!
そんな『姑獲鳥の夏』が、映画化されて7/16全国公開。ばばーん。(オフィシャルサイト)まもなくなのだった。ならば、本を再購入するのではなく、二度目は映像で楽しむことにしようかとも思う。
永遠の憧れ・原田知世さんが出演しているのも、私には嬉しいところ。あのくしゅくしゅっとした笑顔にふにゅふにゅしたエンジェルヴォイスの知世様が、京極堂のようなあくの強い作品に出られるのは少し意外だ。一体、どのような姿を見せてくれるのだろう。
そして、もう一人のキーパーソンが、監督の実相寺昭雄である。
といえば、そうよ、『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』『怪奇大作戦』などの監督・演出で知られる、あの実相寺、その昭雄だ。(どの昭雄だよ……。)セブンで実相寺監督の映像の世界に目覚めた人は、その名を聞けばびびびりと感電する。私の記憶のセブンにあらわれたメトロン
どういうわけか、昨年よりも今年のほうが収入が少ない私(まともな会社員になって、書評で稼がなくなったからかも。仕事が軌道にのるのはいいことだが、なんとなくちょっとつまんないな……)。映画館に何度も行くわけにはいかない。選ばなければ。夏の映画、スターウォーズと姑獲鳥の夏、あなたの今の気分はどっちっ? どっかの料理ショーのような状況ですね。かっこよくて悪なダースベイダーも結構好きだけど、どちらかというと今の気分は姑獲鳥寄りである。
と、思っていたら……もっと好きなジム・ジャームッシュ監督作がほぼ全国に回ってきてしまった。ジャームッシュさんの空気が好きなのだ。うわっわっわわわ。誘惑が多いのも夏ならでは?
とりあえず、今夜は自宅で一人さびしくコアントロー(ホワイトキュラソー)をブラックコーヒーにどぼどぼ入れて啜りながら、貧乏くさくレンタルdvdを観る。映画館、今年はほんとに全然行ってないなぁ……。
「まともな会社員」は嘘かも。未だに時給750円。どーなんでしょうか?(暴露)
木谷梨子
2005-07-14 22:26:02 | Permalink | コメント(0) |
コアントローの夜 [ウルトラセブン、危機一髪]
買ったばかりのはずの化粧水が、早くも切れてしまった。キャップを外した壜をさかさまにして振っても、ついに一滴も出ないのであった。オフィスが異様に乾燥しているからだ。冷房の陰謀である。もはや一刻の猶予もならぬ。乙女はリカァアンドドラッグストアァに突っ走った。酒もヤクも売っているのだから、悪い店である。悪いヤツは大好きである。酒にもヤクにも用があるので、何かと重宝している。
時給pi---円の身にしてはちょっとお高いアベンヌウォーターを購入し、ついでにアルコォルも調達してきた。
最近は、リキュールをちょこちょこ買っていって、家で飲みながらDVD鑑賞というのが夜のお約束だ。リキュールなら、酒々しくないので(?)構えずにくいくい行けるし、ボトルのデザインも可愛いし。飲み終えたらボトルを窓枠に置いて、お部屋のアクセントにしておけば、いつの間にかママゴンに捨てられるし。(涙)
今宵のお供には、コアントローを選んだ。ハーフボトルも普通に売っているから、一人でくいっと♪ オレンジのほのかな香りが上品に漂う、にくいモテ洋酒だ。詳しくは、アサヒビールのサイトのコアントローの項参照。いつでも気軽に口に運べるお酒だけど、アマレットを昼間に使うとしたら、コアントローは夜向けのような気がする。ちょっと大人っぽくなった女の子が飲んでいると、何だかちょっといい感じ。若干モテそうだ。。。モデルのトリッシュ・ゴフを起用した広告展開も、おしゃれで素敵で、やっぱりモテそうなのである。
バーには必ずといっていいほど置いてあるコアントロー。中でも、私がよく頼む「カミカゼ」というカクテルでやはり使われていると聞いて、嬉しくなった。コアントロー1/3、ウォッカ1/3、フレッシュライムジュース1/3を、かっこよくシェイクシェイクして、氷を入れたグラスに注いで光線を浴びせかけるとできあがり★ と教わった(誰にだ)。家飲みで作ってみたい気もするけれど、夏にお外で飲むカクテルもたまらないものがあるので、やっぱり近々飲みに出かけたいと思った。文字通り、お外で飲みたい。巷のビアガーデンがにぎやかすぎるとしたら、友達の家のベランダでささやかぁに可愛くカクテルガーデンごっこを。
コアントロー、それは……キュラソ星人が大喜びしそうなホワイトキュラソーだ。ウルトラセブンファンなら、一杯は飲んでおきたい。そういう問題なのである。
木谷梨子
2005-06-22 21:37:19 | Permalink | コメント(2) |
ウルトラライター★ [ウルトラセブン、危機一髪]
ある夜更け、なぜか眠れず落ち着かず、24時間営業のファミレスに出かけた。ドリンクバーだけ頼んで読書をした。ファミリーのいないファミリーレストランは快適。騒ぐ餓鬼がいなければ静かなもの、テーブルも広々、飲み物はお替わり自由である。一度入ったら二時間はすごす体勢で臨むべし。ところで、煙草を吸いたくなって鞄の中をかき回したけれど、ライターもマッチも入っていなかった。レジの近くでライターが売られているのがちらっと見えたものの、ここで出費するのももったいない話ゆえ、知らぬふりで店員さんにえくすきゅ〜ずみ〜してみた。
![]() | 「すみません、私は煙草を吸いたいのですが。マッチはありませんか?」すると、イケメン(死語)の店員は丁寧に「お〜、あいにく、マッチはございませんが……、恐れ入りますお客様、お席で少々お待ち下さいませ」と言った。「は〜い」と、おとなしく自分の席に戻って約5秒後、彼は再び颯爽と現る。奥から「店内用」のシールが貼られたライターを持ってきたのだった。「こちらをお使い下さい」「お〜、さんくす」(売りつけられなくてよかった……) と、受け取った瞬間、目が釘付けになった。そのライターにはウルトラマンの模様が! ここでもまたお会いしましたね。最近、光の国とは不思議なご縁があるようだ。 ちゃっ、と火をつけてみると……、やけに使いやすい。火のつきがいい。何かの光線技の残りかすをつめたのだろうか? あの店員さんは何者だ!? 緊急事態が発生したら、店の裏でこっそりと変身しているんだろうか? うわ〜、張り込みたい! いやしかし、正体がばれると彼は地球にいられなくなってしまうのだ……。 普通のファミレスがにわかに特撮の舞台のように見えてきて、思わず知らず、借り物のライターにじっと目を凝らしてしまった。そんな夜があった。 |
木谷梨子
2005-06-21 21:32:26 | Permalink | コメント(2) |
ぱちんこウルトラセブソ [ウルトラセブン、危機一髪]
![]() | 当blogになぜか登場するようになった『ウルトラセ |
夜中に飲み歩いていて緊急事態が発生した際、パチンコ屋に飛び込んでお手洗いをお借りしたことがあったが、想像していたようなオヤジ臭は薄く、騒音というほどひどくうるさくもなかった。若い女でも抵抗なくパチンコできる環境になってきている、かもしれない。
しかし、インターネットというのはやはり便利なもので、公式サイトを訪れれば自宅にいながらリーチアクション画像を楽しめるのである。お風呂上がりにタオル巻きでビールでも飲みつつ、ゆうるりと見学させて頂くわけである。携帯をさっと取り出し、「メトロン星人リーチ」を録音することもできる。やはりメトロンちゃん★には思い入れがあるらしい。はははという笑い声の響き方がまぬけなのも気に入った。これを着メロに設定したから、早く聴きたい。誰かメール打ってきて下さいまし。
このサイトでも、ウルトラセブンは体重が「0〜3.5万t」と書かれており、自らの重さを0にすることが可能だという設定である。伸縮自在なのは分かるが、たとえミクロ化しても存在している肉体の重さを、完全になくすことができるのだろうか。我々地球人の尺度から考えると、ウルトラ星人の体の仕組みは深い謎に満ちているのである。セブンが趣味で集めている(違うかも…)カプセル怪獣も、体重を0にされていることがある。カプセル内にしまわれている間かもしれない。
木谷梨子
2005-06-20 00:18:49 | Permalink | コメント(2) |










